2017年03月11日

潤な話題(二十)


なにげに書いたDINKSというテーマ。気になって調べてみた。

核家族およそ3000万世帯を対象とする調査によると、二親
が揃っていて子供のいる世帯が、およそ1500万世帯に対し、
子供のいない夫婦だけの世帯(これがDINKSなのですが)は、
じつにおよそ1200万世帯であるという。
また片親だけで子供のいる世帯(ほとんどが母子家庭だと思
われる)が、およそ360万世帯にものぼるそうです。

このDINKS、2001年の940万世帯から2015年までの15
年の間におよそ250万世帯も増えている計算になるわけで
すね。ちなみに片親世帯もおよそ100万世帯増えていて、こ
の両方とも増えるばかりで減っていかない。

さらに男性の生涯未婚率は20%をこえていて増加の一途。
大都市圏の女性の25歳~35歳の未婚率がおよそ60%だ
ということで、つまり女性の晩婚化も進んでいるというわけで
す。最初の子が遅いから、したがって一人っ子の家庭も増え
ていく。

いま二十歳の人が五十年後に七十歳になったとき、日本の
人口は一億人を切っていて、さらにその先五十年で五千万人
を切るだろうと言われている。

なにげに書いたDINKSですが、面白いテーマになると思って
います。先に書いた『二親が揃っていて子供のいる世帯、お
よそ1500万世帯』の中のどれほどが仮面の夫婦なのかを
考えると、離婚→片親世帯が増えていくのもうなずける。
であるなら若い女性は結婚を望まなくなっていくということで。

ただしかし、いまどきとは思うのですが、親世帯と同居する大
家族はどうなのか? データがないから何とも言えません。

2017年03月02日

潤な話題(十九)


このブログをはじめるとき、官能表現に臆病にならず、
世界観のある物語にしたいと書いた。ソッチ系は姉妹
ブログの「潤文学ブログ」がある。
DINKSも、なんだかSM小説のようになってしまった
が、まったくそんなつもりはないんです、ハイ。

『子供を持たない夫婦』を書きたい。子供がいらない
なら独身でいいじゃないかと思うかも知れないが、そ
うじゃない。DINKSの妻は、夫と二人の巣を基地に、
社会の一線にいるわけですよ。やすらぎの場と言え
ばいいのか、そこにはやはり『夫婦』という安定が基
盤にあるんですね。

もちろんフリーセックスのためにDINKSでいるわけで
はありませんよ。女性の可能性が結婚出産によって
奪われていく現実はご存じのはず。そしてその可能
性の中に『性』だって含まれるということで。

DINKSをやれる女性には、いくつか条件があります
が、その最たるものは、孤独とうまくつきあっていけ
る『才能』なんですよ。意味不明のコンセンサス集団
の中にDINKS妻はいない。何かを探してストイック
に生きる人は、それでなくても変人と言われる社会
です。

そのへんの世界観を書きたかったわけで、結果とし
て官能小説になったとしても、官能小説を書いてる
つもりはありません。あくまで草稿。骨子を書いたと
いうだけのもの。
2017年03月01日

潤な話題(十八)

またしても旅の空。

ここのところ仕事の方向がかわってきている。
サイトを整備し直して、さあ書くぞと思ったとたん
の激変といってもいいだろう。
今度こそサイトを整理しなければならなくなった。

小説は深夜か、もしくは早朝から書いていたの
ですが、夜の限られた時間しか割けなくなりそう。
書きさしの小説にかかろうとしたとたんだったの
で、なんだかなぁといった感じ。
なにせ、旅とはつまり仕事なので、脳ミソをそう
簡単に切り替えられないわけですよ。

こまった。

さてDINKSなんですが、そのうち続編として上下
二話ぐらいの短編を書いてみようと思ってます。
DINKSはテーマとしておもしろいと思っていて、
つまり家庭に縛られない人妻を書いてみたいわ
けですね。

時代劇の「おんな屋あさり」については、時代劇
というのは逐一資料を調べながら書かなければ
ならず、集中できるまとまった時間がないと書け
ないもの。まあしばらくは休止かなと思っており
ます。

しかしムダ文を書く時間がなくなってくるのは寂
しいよね。ムダ文こそ「こやし」ですから、小説が
痩せてきそうな気がします。

2017年02月20日

潤な話題(十七)


この記事のどこが『潤な話題』なのかとは思う
のですが、まあいいやってことで書いてます。

さて、そろそろ野球シーズン。オフの間ほとんど
眠っていたもうひとつのブログ「男女の季節」を
復活させようと思っております。

えー、じつは阪神ファンなんですね。

今年初の観戦は神宮でのオープン戦。オープ
ン戦は練習試合ですからイマイチ熱くならない
けれど、ヤクルトが相手だと楽しめると思った
わけです。

虎ファンではあっても、ベイスターズとスワロー
ズは好きでして、Bマークのタオル、それにヤ
クルトのミニ傘を持っている。去年のCSと一昨
年のCS、どちらもドームと神宮で観戦し、以来
どっちも好きなチームになってしまった。(笑)

今年こそハマスタ行くぞと思っております。
(ついでに中華街で肉まん食べて)
ドームと神宮ならちょっと行ける距離なんです
が、ハマスタとなると、ちと遠い。

ヨコハマの空高くぅ~♪~ホームランかっとばせ筒香ぉ!
あるいは・・山田てっと・・ホイ・・山田てっと・・へへへ、
誰でもいいんかいってことですが、いえいえ、敬意を
こめて歌ってやりたい。

虎なら西岡! 福留! 上本! うーん・・梅ちゃん!
トラコの皆様、アイラブユー!
馬鹿でしょー、ボク。

2017年02月16日

潤な話題(十六)


しばらくぶりに話すなつかしいヤツから電話が
あったと思えば、急ぎの仕事。新幹線で言えば
のぞみぐらい飛ばさないと間に合わない。

ここ4日ほどの間に、200字ほどの原稿を
120本あまり書いたわけだけど、文字数なんぼ?
小説と違って、まず資料をあたり、長かったり
短かったりする文章を一度噛み込んで一定の
長さに揃えていく。それなりに疲れる仕事です。

ヤツはGデザイナー。なんでも、知り合いの若い
Cライターにかたっぱしから頼んだけれど、
ほとんどダメ。それで俺に泣きついてきたんだが、
最初からよこせよ、ばーか! と言ってやった。
余計なことするから時間がなくなるんだろ、タコめ。

ま、てコトで、DINKSしばらく休んでました。
眼精疲労がハンパなく、今日も一日書きません。

そのDINKS。SM小説みたいになってきた。
それ用の『潤文学ブログ』に書けばよかったか?
いいえ、こっちで正解。書きたいのはソコじゃない。
この小説は、その気になれば大長編にできるもの。
もっか、第四部三八話まできてますが、その先
まだまだ書けまっせ。ま、そろそろエンドマークを
打っておくつもりではありますが。

あー疲れた・・ぷう。

2017年02月08日

潤な話題(十五)


考えてみれば不思議な言葉って、ある。
「火を貸して」 これ、よく言われるんですよ。
今日も言われた。ある道の駅の裏側で
珈琲を飲みながら一服してると、若い男が
妙ににこにこしてやってきて「火を貸して」。

貸すのはいいけど返してねとも言えず・・。
ま、利息をつけて返されても火事になるだ
けのもの。だいたいチミなんて知らんちゅう
ねん。おまえ誰よ??

以前あれは甲子園だったと思うのですが
5回を終わってグランド整備の間にタバコを
吸いに喫煙所へ行ったとき、そこは席から
かなり遠かった。ライターごとタバコを忘れ、
思わず・・。
「ちぇっタバコないじゃん」 と僕が言ったら、
どっかのおっちゃんが、ほれといって一本く
れた。
「あやや・・そうっすか? んじゃ一本」と
ありがたくいただいたのはいいのですが、
あなたいったいどこにお座りの方でしょう。

返せないじゃん。うん、踏み倒し。

えー・・もうすぐシーズンインですね、という
お話でした。頼むぜ阪神、おぅ!

2017年02月07日

潤な話題(十四)


PPAP


ピコ太郎なんてどうでもよくて、リュークが踊るPPAP。
そう言えばと思い立ってデスノートを見直してみたんだ。

死神が使うノートを人間が持てばどうなるか。夜神月と
Lの攻防が面白いわけだが、あの物語の怖さは、思い
もよらず死神の力を得た非力な若者が悪魔へ変身して
いくプロセスにあると言っていいだろう。
殺しをリュークのせいにすれば、死神だもん当然だろっ
てことになる。人間が使うことでサイコになっていくんだ
ね。

同じようなことをリングでも感じるよ。我が子を守るため
なら祖父をも犠牲にする母親の冷えた表情にゾッとする。
リングの中で「一週間以内に他人に見せれば自分は助
かる」という人間の怖さ。最後のシーンで、あの母親に
とって呪いのビデオはデスノートそのものであり、貞子よ
りずっと怖い人間の狂気を感じさせる。

ま、なるほどねって感じでしょうか。ここでちょっと書いて
みようかと思ってます。(そのうちね)

2017年01月28日

潤な話題(十三)

裏日本という言葉がありますが、日本海側で育った僕に
すればあまり嬉しい言葉ではない。しかしです・・。

このタイミングで高速を走ってみると、わかる気がしない
わけではありません。チェーン規制のかからない日を
選んで上越JCTから南下したわけだけど、それでも北陸
道ではものすごい雨と風。ワイパーきかん。
上越JCTで分岐してからしばらくして、若干雨が弱くなる。

長野道に入ってちょっとすると向こうの稜線に雲が途切
れ、青空がのぞいていて、クルマがどんどん乾いてくる。
そのとたん視界真っ白。融雪剤とは塩みたいなものなの
で、クルマのスルメのように塩がふいて真っ白け。

冬の山向こうはまさに裏側といった感じですかね。

山を越えて表日本に出て(?)、高速を降りてからGSに
突っ込んでソク洗車。下回りがサビますからヤバイわけ
です。夏の海より冬の高速のほうがずっとヤバイ。
すでにサスに塩が回ってキイキイ妙な音がするんだもん。
田舎のクルマって足回りのあたりが赤サビになってるで
しょ。いちいち洗ってられないからしょうがない。

さて、チェーン規制のかかる時期は昼間に走る。僕は
雑景のないナイトランが好きなんですが、凍結するから
危険なわけで。

なんだけど・・スタッドレスがどうにもいかん。腰砕けで
ぐにゃぐにゃするし、ブレーキがきいてくれない。
ドライコンディションにはまったく向かないタイヤやね。
連続カーブなんて最悪で、ケツが微妙に砕ける感じが
キモチ悪い。山道はサマータイヤに限ります。

しかしまあチェーン規制ナシということでノロノロ運転だ
けはしなくてすんだ。行きは大雪でカメさん走行。
東海北陸自動車道は対面通行もあって危険ということ
で、名古屋~米原JCTから北陸道をチョイスした。
帰りは上越から諏訪湖へ抜けて中央道で、いま東京。
中部一周コース。ほんの数日で850km走ったわけね。

いくらクルマが好きでもさすがにバテた。長距離トラック
の走り方がよくわかる。トバすと疲れて休むでしょ。
ちょっと休んでる間に、さっき追い越したトラックがずっと
先へ行っている。
距離200kmぐらいまでならトバすと早い。それより長いと
逆に100kmほどのスローペースで休まず流すのが早く
着けるということで。

スタッドレスタイヤは嫌いだというお話でした。

2017年01月18日

潤な話題(十二)


リカバリーから見事に復帰をはたしたバイオノート。
相当ゴミが溜まっていたようで、別人のように
サクサク動く。ときどき可愛がってやるもんだね。

それはいいが、リカバリーにウン時間。終わったと
思い、まずはセキュリティソフトを入れてやり、その
段階でウインドウズのアップデートが230コ! げ!
どんだけ古いパソコンやね。

そんでまたウン時間、テコでも動かぬ、くそバイオ。

アプリケソフトをウン種類入れてやって、リカバリー
はじめから10時間。おいマイクロソフト、マックを
見習え。

さて、ホームページでもこういうことってあるんです。
長くやってるとリンク切れサイトもあれば、カビの
生えた一文、当時のセンスでつくった腐敗デザイン
と溜まったゴミは数えきれず。だいたい小説が古本
レベルで読んでられない。

いくつかあるサイトやブログを整理しようと思い立ち、
その前にこの『女の陰影』と『性小説 潤文学』を立ち
上げたというわけで。
今年はサイトのリカバリーだと思ってますが、しかし
いっぺんにやるわけにもいかず悩んでおり・・。

年が明けからダッシュのつもりが、いきなり風邪を
ひいてしまい、治ったと思ったらバイオが絶不調。
まあデスクトップが別にあるからいいのですが、小
説書くのに、ノートはノートであるとないでは大違い。
ようやくスタートラインて感じですかね。

ちなみにですが、ときどきやるディスクのクリーン
アップ。そのときに『ウインドズアップデート』の掃除
もお忘れなく。ひどくなるとアップデートでエラーが
続出しますから。
デスクトップでやったら2GBもゴミが溜まってた!

2017年01月17日

潤な話題(十一)


時代が進むほどにM男性が増えていくという。

高度にシステム化された低度な社会の中で、

たとえばメールを送るにしたってドットひとつ間違えた

だけで届かない。なんでもオート。オートというものは

『こう使え』と人に従うことを求めるものであり、

システムへの服従を誓わせるものなんですね。


ずっと以前、SMクラブを訪れる男性の90%がS

もしくはS傾向にあったものが、いま、ほぼ4割が

M男性になってしまったそうなんです。

窮屈な世界から解放されたい。よって結婚しない男も

増えているわけですよ。

夫婦ではDINKSも確実に増えている。一切の束縛から

解放されたいという思いは性的本能をこえて、

『自分のための人生』という考え方に支配される。


したがって、通念ではない愛を求め、同性愛から

SMまで、かつて眉をひそめた世界に光があたる。

類型で生きる日本人がようやく少し減ってきた。


個性や才能は多数の側にはないものですから・・。

2017年01月13日

潤な話題(十)


孤独と寂しさ

孤独と寂しさはちがう。孤独は寂しさを感じる状況に
おかれていることであり、寂しさとは、感傷だったり
理不尽なあつかいへの怒りだったりするのだろう。

だから孤独であっても寂しさを感じなかったり、追い
詰められず、うまく消化できてしまう人がいる。
それが心の強さなのだが、研ぎ澄まされた刃の脆さ
も同時に感じる。

小説DINKSには、そういう女たちが登場する。誰が
どうなのかは受け取り方で違うだろうけど、ともかく、
エトセトラの中に逃げ込まないという点で共通する。

だから良いということでなく、女性はどんな生き方を
しようと、性の部分で前に倒れる姿こそが美しい。
そんなことを考えながら半ばまで進めたDINKSです。

さて、早瀬友紀を、どうしてやろう。

2017年01月07日

潤な話題(九)


女と女 牝と牝

小説として、女ばかりを考えている。

男と女であればきわめて生理的・本能的に
性対象として描けるし、愛とは何かをつかま
えやすい。

けれど『性文化』という発想をすると、愛の
基本が子孫を残す本能だから、動物すべて
同じであり、つまりノーマルセックスは、そこ
から逆算される性ということになる。

性文化という点で『浅い』とも言えなくない。

リアルSM。うん、これはかなり文化となる。
犯罪的虐待ではない。性行為としてSとMに
分かれる男女関係。しかし結局男女であって、
男のピュッで完結し、妊娠させることができる
という点で、結局のところ獣欲ではないか。

女と女が牝同士でせめぎ合う性=同性愛。
女同士のノーマル=レズでもいいし、レズSM
になると、かなりな知的レベルが伴っていない
と『何のための性なのか』ということになって
しまう。生殖という動物の性ではないからだ。

ここにピュアな愛があり、それとは相反する
際限ない肉欲も生まれてくる。
サイト『エッチのあとさき』では、レズ、レズSM、
人妻ものの不倫なのだが相手は女・・といった
テーマに集中したい。

女と女の場合、男を考えなくていいというのが、
ちょっと嬉しい。男は嫌いだ! うん。

2017年01月04日

潤な話題(八)


純喫茶バロン

小説DINKSに登場する純喫茶バロンに、僕がやるなら
こういう店をやってみたいという思いをこめた。

いまどき『純喫茶』はないだろうが、酒を扱わない喫茶と
いうことで、その点で言うなら、僕のやりたい店は夕方
からのごく限られた時間だけ、フルーツ酒のみを出して
みたいと思ってるから、お役所区分で言うなら『純』喫茶
ではないだろう。

しかし酔うための酒でなく、大人のセンスとして楽しんで
欲しいわけで、僕はピュアな喫茶だと考えたい。
たとえば、白桃のお酒をソーダで割って、フレッシュな白
桃を切って添えたようなもの。

さて、バロンのスタイルに、僕は僕の発想を込めてみた。
コーヒーではなく『珈琲』であること? 
ローストだけして挽いていない豆を揃えておき、一杯ず
つその場で豆を合わせてブレンドし、ミルで挽いて粉に
する。ネルフィルターのドリップで仕上げていくのだが、
そのコンセプトは、そこらにありがちな演出などではない。

メニューに関して、できうる限り本物であることと、徹底し
て庶民であること。たかが珈琲豆でも、上には上があっ
て一杯2000円も取らないと合わないものまである。
前にも書いたが芸能人格付けチェック。そうした珈琲を
平気で飲める人種が、こっぱずかしくも100万円のワイ
ンと5000円のワインを間違える。
ブランドや雰囲気に引きずられる金ピカ馬鹿など来なく
ていい。

珈琲豆は焙煎して豆のまま置いておき、挽いて粉にして
からは早く飲まないと死んでしまう。高級なストレートで
はなく美味いものを出そうとするから、『ブレンドの妙』な
んですね。

まず豆そのものの種類。同じ豆でもロースト=煎りの深
さで旨味が変わる。
(あくまで僕は)気持ちが沈んでいるとき苦みが強いほう
がいい。静かに考えたいとき少し酸味が強くても美味い
と思う。

そしてそれを客の好みではなく、そのときの僕の直感で
決めて出す。決定権を相手に委ねない。小説の中のバ
ロンのマスターはそうやって一杯の珈琲を出している。

バロンのマスターに惚れてる僕なんです。うん。

2017年01月03日

潤な話題(七)


石油ストーブ

燃えはじめるときの灯油の匂いが好きだ。
ボッボッボッとなんだか必死にもがいている。

そこへいくと、エアコンはスマートだね。
燃えるなんていまどきダサイと言うように、
スイッチオンで吐息みたいな風をくれる。

ガスストーブは怒る。コイツも燃えるタイプだし。
「ダサイとは何よ! パワーで勝負!」
ところがコイツにも難点はあり、つねに紐付き
であることだ。ホース。下手に付き合うと、
よじれて曲がって後々面倒なことになりそうだ。

エアコンはすまして言う。
「ガスが何よ、地球の屁で燃えてるくせに」
うん、なるほどと思わず言うとガス子が泣く。
しまった。そこで俺はガス子の味方。
「電気だってそーじゃねえか、火力発電」
「あら失礼な、太陽光だってありますし」
「なもん雨降りゃおしまいだろうが」
今度はエアコン怒りだす。焦ってスイッチ
間違えりゃ冬なのに即座に冷房。心も凍る。

さて、石油ストーブめ・・ボッボッボッ。
「ええい、早よせんかい! さっさと燃えろ!」
「嫌ぁぁン、女は急に燃えません」
いよいよ燃えはじめると、その炎は情熱的に
赤く、冷えたヤカンを一気にチュンチュン。

しかしである。そのうち小窓が赤くなってガス欠。
「だああ、めんどくせぇ!」 
で、いっぺん消すと、またしてもボッボッボッ・・。
「早よ消えろーっ!」
「ンふ・・燃えた女は冷えないものよ」

うん、確かに。
燃えないわ冷えないわ、だから女はめんどくさい。

で怒り狂ってポンプぽこぽこ給油するんだが、
そんとき灯油をこぼそうものなら、男は奴隷の
ごとく這いまわり、足を舐めるように拭いて
やらなきゃならなくなる。
「なんなら燃えてあげますよ?」
「ごめんなさい、いまダメ、火事になる」
灯油を怒らせたら恐怖はまさに女王様クラス。

いつか喫茶店をやりたいと書いてきたが、
そんとき俺は石油ストーブを選んでやりたい。
手がかかる女ほど可愛いと言うではないか・・。

うん。

2017年01月02日

潤な話題(六)


ストイックに

うん、それって僕のテーマだよ。今年も僕らしく
ストイックに書いていく。・・つもりなんですが、
じつは少々問題アリ。今年はちょっとした夢に
向かってみたいかなって思ってて、そうなると、
いくつものサイトやブログにかまってられない。

そういうこともあって、この『女の陰影』を開けた。
まあ、どうなるかわかりませんが・・。

さて、話は変わりますが、芸能人格付けチェックと
いう番組がありますね。見てていつも思うのは、
人間の感性のいい加減さなんですよ。
舌がこえているはずの有名人でさえ、百万円の
ワインと五千円のワインを平気で間違える。
ストラディヴァリと入門者クラスのバイオリンを
聞き分けられない。うん、その程度のものだと
言うことで、僕など一億円の盆栽とお菓子の盆栽
に悩んでしまった。うん、マジで。

むしろお菓子の盆栽が凄いと思う。松はそれ自体
が松であって松としての声を持つ。
お菓子は違う。菓子職人のこだわりが生み出す
もので、それ自体に生命の価値はない。創意の
凄さに、ただただうなる。ウウウ。

僕の書くものなんて、それ自体に命のない言葉の
羅列なんですが、あのお菓子の盆栽のように、
見事なまでに人を騙せるものが書けないものか。

ンふ・・読んでたらイッちゃった・・みたいな迷文に、
ストイックに挑んでいきたいと思っています。

2017年01月01日

潤な話題(五)


毎年のことだが、元旦に何か書く。

今年はこうしようなんて書いたところで

そうなったためしがない。


で、キャリアとはおそろしいもので、

元旦なんてなかったことにしようとする。

大晦日の次に一月二日がやってくる。

どうすればそんなことができるのか。


お雑煮を食べないとか? へ。


一日とは起きてる時間だと思い至ったとき、

寝正月というキーワードが浮かぶんだ。

寝てる間は断じて夜だ! うん夢だ!

ま、こうした凡才バカ文を書いてるぶんには

元旦に何か書いたことにはならないだろう。


さて、DINKS=Double Income No Kids。

それぞれに収入があって子供を持たない夫婦関係。

100年後の日本。このまま少子化が進めば

日本の人口は4000万人台にまで落ち込むそうだ。

DINKSなんて確実に増えてきている夫婦のカタチ

なんだし、もっと言うなら、結婚しない男女が

DINKSをはるかに超えて増えてきている。


そうなったとき政府はどうするのかと考えると

がぜんSF小説になっていく。

国立生殖センター。国立ラブホではない。

つまりは人間工場だ! 


その前にまず、遅まきながら先進国なみにポルノを

解禁し、『エッチは国益、やりまくれ!』 みたいな

国家規模のキャンペーンが強行採決されるのだろう。


官能小説が教科書になる時代が来るのだ!

よおぉし! ちょっとは書く気になってきたぞ。

2016年12月25日

潤な話題(四)


それは街だったりする。景色だったりするだろう。

そこには、あのころの俺が置いてあり、

訪ねて行くならコートの襟を立てたくなる

すこしは冷えた寂寞のなかがいい。

きいたふうな聖なる夜など行きすぎて、

でも、年が古いいまのうちがいいだろう。


あのころの俺が懐かしい喫茶店に座っている。

ちょっとぐらい壁の色が変わっていようが、

おお、そうだ、あのころ確かにそこに座った。

木の痩せた古いカウンターを撫でてみる。


しかしすぐに若かった俺はいなくなり、

いまの俺しか残っていないと気づくんだ。

ちょっといいなと色目をつかったバイトの娘も

そこにはいなく、マスターさえも代わっている。

「珈琲」

あれ? あのころ俺はカッコよくブレンドと

たのんだものだ。 け。 ちょっと苦笑。


この店に来たのにはわけがある。あのころ

横にいた彼女だって、きっといるはず。

すこしはわかってやれればよかったのに・・。

泣くもんかと思いながら店を出て、そうすると、

冬の風が冷たく思えて寂しくなる。


うん。泣くもんか。

2016年12月24日

潤な話題(三)


新作もっか思案中

タイトルは『DINKS~フリーランサー』というもの。
大都市に生きる夫婦のカタチ、
Double Income No Kids=DINKS(ディンクス)
それぞれに収入があって子供を持たない夫婦。

互いに干渉しない。束縛しない。その合意のもとで
成立する夫婦関係。現代的な個人主義を象徴する、
妻の幸せと夫の幸せは違うという、ある種、醒めた
合理主義。
良く言えば恋人夫婦、しかし専属セフレのような
関係の中で、女は妻というフリーランサーを生きて
いく・・。

とまあ、そんな物語なんですが、ゾッとするほど
冷淡な女の一面を描いていきたい。
レズ~不倫、本質の自分と向き合っていく人妻の
エロスに期待されたい。

2016年12月23日

潤な話題(二)


脱・官能

官能のための官能小説をやめようと思ってると書きましたが、
いえいえ、スタンスはやはりそこ。性描写の一切ないものなん
て書くつもりはありません。
抱かれる女・・そのとき相手は誰なのか。相手が霊なら、相手
が鬼なら、相手がエイリアンなら・・と考えていくと、ある種の
世界観のある物語になっていく。

そこなんですね。世界観。官能小説は官能シーンを描ききる
ところに面白さがあるわけで、ベッドシーンだけで長篇が書け
るなら、それこそまさに官能小説。
で僕は、日常の周囲にあるような世界観ではなく、とんでもな
い非日常と組み合わせて僕なりの世界観ある性を書きたい
わけです。

『書きたい』と『書ける』は違う。行き詰まって勝手にスランプに
落ち込んだりしています。

で、そこのところをつきつめてみようと思い『女の陰影』をスタ
ートさせた。ネット上でどれほど醜態を晒そうが、作家とは都
合のいいもので、ペンネームをとっかえてしまえば、書けるか
どうかで勝負できるものなので。

さて僕は、言葉で描く性の部分で一切固定観念を持ちません。
男女のノーマル~レズ・ホモ(どちらも同性愛)~ニューハー
フもそうですし、SMそのほか、老人だろうがロリータだろうが、
そういう世界を描く誰かを否定しない。
リアルセックスではない。あくまで創作。自分勝手なフィルター
をかけてしまうと自ら可能性を閉ざすことにもなりかねない。

でも、ちゃんと書く小説には時間がかかる。時代劇や未来劇
(SF)など、あまりにも荒唐無稽では読む気もしない。

ハンパな官能小説の乱造はやめよう・・そこが真意なんです
よ。

2016年12月22日

潤な話題(一)


時代劇のむずかしさ


何をおいても時代考証。時代劇の基本だと思いますね。

極端な例をあげれば、信長、秀吉、家康の順を間違えたり
すれば歴史が変わってしまう。極端すぎる?

僕は『いい加減な時代劇』と言っていますが、江戸時代を
描くもののほとんどは江戸が安定する四代将軍以降のも
のが多いのではないか?
まして官能系小説であれば、悪代官、悪同心、エロ家老、
渡海屋などという悪徳商人が登場し、どこぞの姫君を捕ら
えて陵辱する・・なんて図式が許されるわけですね。読者
は歴史小説なんて求めていないし、難しいことはどうでも
いい。

いま書いている「おんな屋あさり」は三代将軍家光の頃で
すが、おなじみ町奉行所も、あの大奥も、御三家さえも確
立していない時代だから、下手に書くと書き手の馬鹿さ加
減をひけらかすものになってしまう。書いていてじつは怖
いんですよ。プロ作家なら出版社のほうで歴史学者に時
代考証を任せたりするのでしょうが、僕だとそうはいかな
い。

しかしです、ポイントなのは「歴史小説ではない」ことなん
ですね。大河ドラマの原作ではありません。
厳密かつ緻密な時代考証よりも、物語として面白いかどう
かを基本とすると、大ボケきわまりない間違いは別として、
たとえば本能寺で信長は死ななかったと仮定すると、とん
でもなく面白いものが書ける気がする。
まして官能色を濃くしようとすると、面白さを追求してこそ
の『小説』ではないかと思うんですよ。

忍者。風魔、伊賀、甲賀、根来~と有名どころはあるにせ
よ、戦国時代以前から記録に残るだけで七十余流はある
と言われている。忍びとはスパイであり、いわゆる忍者で
ある必要はないわけだから、敵方に潜り込むという点で、
無数に存在したと言ってもいい。

とにかく通して書き切ること。それが草稿。緻密な時代考
証は後からすればいいと思っています。

細かいところでは、着物や履き物、髪型、武家屋敷と町
屋の造りの違い~うーん、言葉もそうですね。リアリティを
出そうとして時代言葉を使ってしまうと、現代の読者には
わからないものになってしまう。

時代劇を書くのは難しいから面白い。調べてみて、そうだ
ったんだ! と思うことしきり。知らないとは怖いことだと
思います。