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 タイムリミット(二九話)


  人類のためにという使命感を胸に、ほとんどの者たちは志願して月へと送られてきている。そのとき若かった者たちはまだしも、当時すでに技術者クラスだった者たちは四十代であり、歳月は老いをつきつける。しかもそれは地球上での老いではない。それでなくても衰えていく肉体に重力が追い打ちをかけてくる。地球の六分の一という重力のもとで長く暮らせば、ほどほどトレーニングを重ねていても筋力は落ち骨からカルシウムが減って骨格が弱くなる。帰還のために船をつくり、その上さらに相当期間のリハビリを経ないと地球の大地で立つことすらできなくなる。コストに見合わないということだ。

  それよりさらに決定的なのはムーンシップ旅立ちまでのタイムリミット。なりふり構わず進めなければ人類は滅亡する。老いた者の処遇よりフレッシュな働き手を送り込むことが先決であり、地球上でのように余生を与えて生かしておく資源の余裕がないのである。食料、水の一滴、酸素そのほかすべての資源を次世代の働き手に集中させたい。事故などで失う資源の損失分を安全係数に加えたとき、順次老いていく数千数万の者たちを生かしておくだけのキャパがない。ムーンシップが旅立った後のことを考えても、おそらくそこは変わらないと思われた。

  海老沢は言った。
 「五年後十年後を考えるとやりきれない。プロジェクトに参加するとき人は老い先のことまで考えない。俺もそうだった。皆もとうに気づいているさ。人類の犠牲となって死んでいく。死んで資源として月に残るんだとね」
  デトレフは暗澹たる思い。唇を噛んで沈黙し、そして言った。
 「いたしかたないのはわかっている。やがてそのときが来るのもわかっている。皆もそうだ、わかっている。しかしそのとき人は健全な精神を保っていられるだろうか。過酷な月で手を携えてやってきた同志を死に追いやる。そんなことに耐えられるものだろうか」
  と、そういうことになるだろうと予測して地球はスパイを送り込んだに違いなかった。地球上でジョエルにできる範囲は限られている。ジョエルそのほかデトレフ配下の数名は、あくまでHIGHLY側の軍部であり、デトレフが月へと送られたとき地球上の動向を探らせる、いわばデトレフ派のスパイであったからだ。管轄外へ必要以上に深入りすればジョエルは殺されることになる。
  スパイが何名いて、男なのか女なのか、いまだに知れない。
  デトレフは言った。
 「人類の未来のために人類は尊厳をもって滅亡するべき。俺はずっと迷っていた。月の皆も地球上の人々も、俺たちの勝手な思想で葬っていいものかと。しかし考えるのはそこではなく、ムーンシップが旅立った後のこと。バージンのまま妊娠を強制される娘たち。不要となった者を葬っていく者たちもたまらない。ムーンシップが完成し拡張しながら旅するとしても、老人に余生を与えるほどの余裕はないに違いない。何人もの子を産んで育てた母たちが、いったいいくつで処理されるのかと考えたとき、そうまでして人は生きるべきではないと思い至る。宇宙の摂理に従って滅亡するのが人間らしい死に方なんだと」

  ムーンアイのコントロールルーム。海老沢、デトレフ、ジョゼットそして早苗が揃う中での密談だった。ジョゼットも早苗も女二人は黙って聞いて、うなずきもしなかった。沈黙の中で早苗が言った。
 「そのタイミングで人体を活用する試みがはじまるでしょうね。薬で安楽死は好ましくない。肉体を汚染できない。ますます残酷なことになる。そのとき人は牛か豚の扱いよ」
  この話はもうやめよう。そうは思ってもそのときのことを考えておかなければならなかった。人員はますます増える。超大型輸送船を連ねてやってくるのは時間の問題。タイムリミットから逆算するなら人員は多いに越したことはなく、新しい力を生かすためにも資源に余裕を持たせておきたいからだ。
  デトレフは言う。
 「スパイが動くのはそのときさ。我々に自浄作用がないと知れば軍が押し寄せて来るだろう。それだけは食い止めなければ」
  早苗は言った。
 「医師として殺す者を選べと言われても私は嫌。カルテはお見せするから勝手に選んでとしか言いようがないからね。どうかしてるわ人間は。文明の末路がこのザマなのよ。何だったのよ人類って」

 「それは俺の決定だ」
  海老沢の声。三人は眸を向けた。やりきれない面色でつぶやくプロジェクトリーダー。すべてを背負う立場にある。早苗もジョゼットもハッとした。責任者は海老沢なのだから。
 「ごめんなさい、そんなつもりじゃなかったの」
  早苗は泣きたい思いをこらえて言った。医師である私がしっかりしないと誰かに背負わせることになる。
 「だけど・・」
  それきりうつむく早苗を責めることはできなかった。いまはまだいい。年長でも五十代半ば。しかし間もなくそのときはくるだろうし、実際に手を下すのは軍以外に考えられない。
  ジョゼットは、早苗そしてデトレフと順に肩に手を置いて、海老沢に向かってわずかに首を左右に振った。どうしようもない現実。

 「地球へは戻せないの?」
  留美の部屋の大きなベッド。ジョエルに抱かれて留美は問うた。
 「数からしても物理的に無理だね。フレッシュ優先、それが地球の意思なのさ」
 「デトレフさんは辛い」
 「大佐だけじゃない、皆がそうだ。誰が決めて誰が実行するのか、そしてそれを指をくわえて見ているだけか。月に地獄がやってくる」
 「それさえも資源なんでしょ?」
 「極限の環境で共食いが起こるのは生命の宿命さ」
  君たちは幸せだと言ったデトレフの声が心に響く。輝ける未来とエゴと地獄が同居するムーンシップ。そのとき私たちは死んでいると考えると、ジョエルの肉体がいとおしく思えてくる。
  腕枕に留美を抱いてジョエルは言った。
 「ずっと先の未来を想像する。そうして幾世代をかけて目指す場所へ行けたとする。仮に惑星プロキシマBだとする。そこがいかに楽園であったとしても地球よりも体重が重くなる星では降り立てない。幾世代の間に人体は月の環境に順応して弱くなる。大佐が言うのは、そのときこそ凍結精子、凍結卵子、もしくはクローン」
 「それでいまの地球人を再生するわけ?」
 「それしかないだろうと考えているらしい。原種の人類なら新しい星で生きていける。ムーンシップの人々は目的地に行き着くまでのオペレーターにすぎないわけだ」
 「虚しいわ」
  ジョエルはそれには応じず、乱れた息の落ち着いた女を抱いて眸を閉じた。
  留美には言えないことがある。地球上ですでに人体を資源とする実験がはじまっていることを。オーストラリア大陸ではなく別の土地のことではあったが、そのとき実験台となったのはLOWERたちであることも。

  十年後。

  五年後以降にやってきた最初の危機は乗り越えることができていた。年長者には食料の生産や諸施設の管理など老いてできる職務があったし、数も千人規模で転用の範囲内。月にいる人員の総数は十二万人。男性十万、女性が二万という割り合い。
  しかしそれからさらに五年が経って、人員総数二十万人。男性十六万人、女性が四万人。住居モジュールも加速度的に整備され、月に暮らす者たちの住居とは別に五十万人のキャパを持つまでになっていた。ムーンシップ計画がスタートしてから二十一年。計画当初ムーンシップの旅立ちまで六十年。五百万人の旅人の移送にかかるまでおよそ五十年。計画のスタートから二十一年経って、その先三十年を残すタイミング。
  三十六歳で月に送られた海老沢は五十七歳。デトレフは六十を超え、皆それぞれに老いが迫ってきている。その頃すでに四十代の半ばだった数千人の人員は六十代の半ばを過ぎていて、今後ますます老人は増えてくる。
  月へと送られたとき三十五歳だった早苗は四十九歳になっていて、下に若い女医が送られた。
  名をダフネ・メイヤーと言う。イギリス系の白人女性で、あの頃の早苗と同じ三十五歳。背が高く鍛えられた肉体を持つ女性。目配りの鋭さからも明らかに軍医であると思われた。ダフネの派遣は地球の意思。スパイというなら人員の中にも相当数が潜り込んでいると思われ、おそらくすべてが軍関係者。デトレフ部隊にできないなら取って代われということだ。

 「月へ送られて一年の間に私なりに精査しました。老いてなお意欲のある者たちがいる反面、明らかに余剰と言わざるを得ない者たちも多くいる。事故で活用できなくなった者も多い。必要施設も完成したことですし、そろそろ処理を考えないと」
  事務的に言うダフネ。必要施設とは人体を再利用するための実験施設ということだった。そのときホスピタルモジュールの早苗の持ち場に、デトレフと海老沢も同室した。
  ダフネは言う。
 「五百万人の希望をつないでいくために避けては通れない道。私だってもちろん辛い。しかし誰かがはじめないとならないことよ。リストアップは私のほうでやりますから」
  早苗はむしろ無表情な顔を上げてダフネを見つめる。
 「いいえ私がやります」
 「そうですか? 長くともに暮らした同志ですから辛すぎませんか」
 「辛いどころじゃないわ。死神になれというのよ。でもねダフネ」
 「はい?」
 「だからこそ若いあなたに背負わせたくない。そんなことをすれば心が歪む。あなたがあなた自身を愛せなくなってしまうでしょう。ともに生きた同志だからこそ最期は私が決めてあげたい」
  逆に思いやる早苗。ダフネはその真意を探るような眸を向けたが、うなずいて微笑んだ。
 「ありがとう。月の皆は家族のようです。でもだから、それが怖い。家族の中に取り込まれていくのが怖いんです。正しい判断ができなくなりそう」

  デトレフが言った。
 「いずれそうなる。先駆けることを避けたいだけだ。そんなことをすれば人心は乱れ造反が起こるだろう。軍として私はそれを封じる」
  海老沢が言った。
 「老いた者たちは覚悟してるさ。それでも生きようとすれば大勢をリスクに晒すことになる。仲間と未来のために再利用されるなら、それも受け入れることだろう。しかしね、ダフネに問いたい」
 「何でしょう?」
 「そうした先人たちは人類にとって何なのか?」
  ダフネはちょっとうなずいて即答した。
 「英雄です。わかってください、私だって人間なんです。私が老いたとき私もそうなる。覚悟して、いまを生きる。」
  このとき軍配下の警察とでも言うべき組織は百人規模となっていた。軍と併せて二百名。造反が起きたとき潜り込むスパイどもが味方となると思うと複雑な気分であった。
  早苗が言った。
 「よしましょうよ、こんな話。スパイだろうが何だろうが退路のない月に生きる同志です。すべては旅立ちの日のために」
  苦しい解釈。核兵器の廃棄船が戻るまでさらに十年。何としても地球の軍門にくだるわけにはいかなかった。そのとき月にはさらに多くの人員がいて、それらを巻き込み人類は滅亡する。時間差の問題だと言い聞かせておくしかなかった。
  
  ルッツの町は平穏だった。奇跡的とも言える平穏。地球のそこら中でレジスタンスが生まれては抹殺されていく中で、オーストラリア大陸のこのあたりだけが平穏を保っている。町が小さすぎて暴動の拠点になりえない。さらに山賊の棲み家であって、襲う者たちが処理されていく。理由はどうあれLOWERどもを減らしておきたいとする地球政府の思惑と合致した。それだけの幸運だった。
  その歳の夏は暑すぎず過ごしやすい夏となる。温暖化を食い止める施策が功を奏し、平均気温が下がったことでわずかではあったが海面も下降をはじめ、このままなら百年先には地球は元通りになっている。しかしもはやかつての平和な星には戻れない。地球上のいたるところに死体が転がるありさまでは。

  治安維持部隊のヒューゴは六十歳を超えていて、いまではこの地区を統括する立場。治安維持部隊は正規軍配下の組織であって警察と軍の間のような存在。そう度々訪れるものでもなかったし、ヒューゴが前線を離れてから数年ぶりの来訪だった。相変わらずの装甲ジープ。しかし当時のような制服ではなく、ジーンズにジャケットというラフなスタイル。いっとき肥えたヒューゴだったが加齢でむしろ痩せていた。
 「いくつになった?」
 「もう四十二よ、早いものだわ」
 「若い連中も増えてるようだが」
 「増えてるね。人買いどもから女をさらい、噂を聞いた若者が仲間になりたくてやってくる。だけど総勢三十ほど。来ては去るの繰り返し」
 「それでいいのさ、賢いぜ。まとまり過ぎると目にとまる。そうやってレジスタンスになっていく」
 「私たちには無関係だわ。私たちは山賊のまま」
  鉄箱が載った装甲ジープには旧式の武器が山積みされて、めっきり老いたヒューゴは帰っていった。これで最後。留美はそう感じて見送った。

  マリンバも五十七歳。ステンレスの首輪から自由に外せる犬の首輪に変わっていたが、マリンバ自身が首輪をしたがり、つまりは性奴隷でいたいという意思表示。ボディラインが崩れてくれば捨てられると思うのか、マリンバなりに奴隷のプロポーションを保とうとしている。
  皆が集まる円卓にも座りきれない数となってテーブルがさらに増やされ、広かった部屋も手狭になった。
 「今日はマリンバの誕生日。マリンバとなって十六年、十六歳の誕生日を祝ってやりましょう」
  天井のウインチで吊られたマリンバの裸身を皆で見つめ、いまはもう傷さえ消えた白い女体を鑑賞する。スキンヘッド。陰毛さえない奴隷の姿。しかしマリンバは輝いていると皆は感じた。
  マリンバを除いて総勢三十。まず最初に留美が立って黒い乗馬鞭を尻に入れた。パシィーッといい音がして、爪先立ちに吊られた奴隷が身をよじる。
 「痛いわね」
 「いいえボス、感じます、ありがとうございます」
  大きな乳房がさすがに垂れてたわんで揺れる。
  一人一打。二十打をすぎる頃にはマリンバは泣いてしまい、白かった裸身にくっきり痕が点在する。巨体のバート。バートももう四十五歳。それでも野獣であることに違いはなかった。髭と髪の毛の区別がつかない。バートは乗馬鞭を横振りにして、責められ続けて肥大した左右の乳首を狙い打つ。
 「ほうらいい、気持ちいいなマリンバ?」
 「むぅぅ、むぅぅ! はい感じますバート様」
  泣いて訴える奴隷が可愛い。バートは鞭を次の者に手渡すと、隆起するTシャツの胸に抱いてやってキスをする。
 「祝いは俺の部屋でたっぷりと。ふふふ」
 「はい、嬉しいです、あぁぁ感じる、イキそう」
  鞭でイケるマゾ牝。責めは愛撫。幸せな人生なんだろうと留美は思う。

  円卓のある広間の窓に三日月の月が浮いていた。マリンバを抱いてやり、尻をちょっと叩いて離れたバート。バートは窓辺に立って言った。
 「二十万人だとよ、いまだに信じらんねえぜ」
  留美はデトレフの姿を思い浮かべた。まだまだ若かったデトレフも六十歳を過ぎている。若かった私が四十を過ぎてしまったように。
  人生は短い。衰えていくマリンバを見ていてもそれは感じる。許された生存。謳歌して生きてやると思うと同時に、地球とは素晴らしい星だったとあらためて感じていた。
  吊りから許され、円卓の足下でしゃくりあげて泣くマリンバ。奥のキッチンからミーアが大きなケーキを運んでくる。マルグリットとコネッサでこしられた特製の丸いケーキ。蝋燭が十六本立てられた。
  マルグリットが笑って言った。
 「いいわねマリンバは。十六歳の女の子。さあマリンバ」
 「はい。私のために誕生日なんて」
  責めに泣いた眸に、嬉しくて流れる涙が重なった。ローソクの火を消してナイフを入れて、最初の一口をフォークで食べる。震えて泣くマリンバに皆の想いはやさしかった。

  増設されたムーンカフェは二百名規模の広さがあって、もはやジョゼットとターニャの二人が揃っても回せない。ジョゼットと同年代となった女たち数人で回しながら、飲み物程度はセルフ。人員が増えて交代制でフル稼働できるようになったとき、ひっそり話そうとすればムーンアイしか場所がなかった。
  ジョゼットが言った。
 「私たちはもう地球人じゃない。それがすべてよデトレフ」
  もはや懐かしくさえある四人だけの空間。そこへあえてダフネを加え、隠すものはないと見せつける。
  ジョゼットは言う。
 「ダフネが工作員だったとしても、そんなことはいいのよ。どれほどスパイがいたって、それもまたどうでもいい。分け合ってやっていかないと、この先まだ四十年あるんだもん」
  ダフネはちょっと眉を上げただけで応じない。見透かされていて認めないというスタンスが月の規律をつくっていくとダフネは確信しているようだ。
  しかしそこで問題なのは、それをいつまでも隠しておけないということだった。ほどなく知られ、そのとき月の皆はどう行動するのだろう。
  そしてどうすればデトレフに負担をかけずにおさめられるか。負担とはすなわち処刑。そんなことになってしまえばますます皆がおかしくなる。
 「公表するつもりよ。何人に対して私は何をしたのか。暗黙の了解では私の気持ちがおさまらない」
  物静かな早苗の声にダフネはうなずくと、ガラスエリアの同じ位置に青く輝く地球を見上げて、祈るように眸を閉じた。

  MC1-L18、早苗の部屋。訪ねてきたのはダフネ。そのとき早苗はダフネの女心を察していた。
  ダフネは言う。
 「そのとき乗り込む四百万の女たちはどうするかって考えるんです。地球の意思は男性本位で決まるもの。論理的かつ合理的。でもそのとききっとムーンシップでは女権社会となっている。科学に基づき男女を見事に産み分けて、当初こそ凍結精子でも、女は恋をし予定にない妊娠を望むようになる」
 「男たちはそのためのペットよね?」
 「おそらくそうなる。可愛がって飼っていく。老いたからという理由だけで女は男たちを手放せない。新しい文明が育っていく。ものの見事にひん曲がった、けれども人間の本質に回帰するような文明が」
 「それは私たちもそうなるだろうって話してる。男たちは女の価値を痛感し、やさしくなって平伏すようになるだろうって。ジャワ原人の昔、牡は牝に従えられて生きていた。きっとそう」
  うんうんと眉を上げながらうなずいてダフネは言った。
 「私はおっしゃる通りの存在です。そのために行けと命令されたとき、私が断れば誰かが背負わなければならなくなると考えて、いずれ私も同じように処理されると考えて、いっそ死にたい、私の命と引き替えに月の皆が守られるならそれでもいいと言い聞かせ」
 「もういい、やめよう。だけど辛いわ」
  ベッドに並んで腰掛けて、自分よりずっと小柄な早苗の肩をそっと抱き、そのとき早苗がふと見ると、ダフネの青い眸に涙が浮いて揺れていた。

 「抱いて早苗」
  ダフネが静かに倒れていって、早苗がそれにかぶさって、二人の裸身が絡み合う。