2017年01月24日

DINKS~フリーランサー(二二話)


二二話


 一人だけ全裸の性奴隷を取り囲む女四人を観て
  いて、このとき私は二つのことを考えていた。
 
  そのひとつは、リアルでM女なyuuと、治子が
 連れてきたケイという子が思いのほか面白そうだ
 ということ。
  yuuは経験から責めのツボを心得ていて、限度と
 いうものを知ってるはず。
  ケイは治子とレズ関係で、治子はネコ同士だと
  言いますが、気が強そうでSっぽいところがある。
 
  さらにそんな二人に感化されて治子とユウがどう
  変化するのだろうということ。これをきっかけに
  ケイが目覚めて治子との関係が変化するかも
 知れないし、ユウはユウで、モモさんに躾けられ
 だしたばかりのM女ですから、身に置き換えて
 自分にとってのマゾヒズムを考えているでしょう。
 
  そしてもうひとつは、いずれこの場に男性を交え
 てみたいという妙な想い。バロンのマスターなら
  もとよりSだし、たとえば三浦さんのような人で
  あれば観客として招いてみるのも面白いと思うの
  です。
 
  性奴隷サリナには男の人にも可愛がられる存在で
  いてほしい。サリナのほどの美女が男が嫌いでは
  つまらないし、もっと淫らに解き放ってやりたい。
  私はDINKSを選んだ女ですけれどサリナには妊娠
  のチャンスがあってもいいと思います。三十六と
 いう年齢からも、すぐにでもそうしてやりたい。
  私が子供を持たないからかも知れませんが、
  そんな私にいますぐ付き合わせていいものか・・。
 
  そのためにもサリナには生半可なM女でいて
  ほしくはありません。命がけの魔性だから悔いる
  ことなく生きていける。それが女。

 
  yuuにユウ、治子にケイ、女四人に執拗に嬲られてサリナは溶
けていきそうだった。
  四人の中では年長のyuuでさえが友紀よりずっと年下であり、
その友紀が手を出さなければ遠慮もあって責めにはならない。寄ってたかって体中を嬲っているに過ぎないもの。
  友紀は立った。

「ふふふ、もうメロメロなんだから・・いいわ、はじめましょうか」

 と言って、束ねた麻縄を手に友紀が歩み寄ると、四人は輪をひろげて一歩退き、はたして友紀がどれほどのことをするのだろうと興味ありげに見守った。女王様だと聞いていても、サリナの裸身に鞭痕さえなく、サリナはあまりに美しすぎた。
  一歩のところまで歩み寄りながら手にした縄束をユウに持たせ
、サリナの眸を見据えて言う。

「バースデイよ、サリナ。今日こそまさに性奴隷の誕生日。お祝いに集まってくださった皆さんに可愛がってもらいましょうね」
 とろんとした眸をサリナは向けた。
 そっと手をのばして紫色の首輪を整え、それから両方の乳首を
つまむ。サリナは最初に言われたポーズのまま、脚を肩幅に開き両手を頭の後ろで組んで胸を張る。
 Bサイズの乳房が形よく張り詰めて、執拗に愛撫された火照り
のせいで乳房の白い肌に毛細血管が透けて見える。
 女王が見据え奴隷が見つめる。
 取り囲む四人はそんな女王と奴隷の横顔を見比べているようだ
った。

「奴隷よねサリナ?」
「はい、女王様」
「マゾよね?」
「はい、女王様・・くぅ」
 乳首をつまむ指先に力がこもり、サリナはマゾらしく感じ入っ
たいい貌をする。

 ユウに持たせた縄束を受け取ると、束をほどいて二つに折って二重縄とし、両手を合わせて手首で縛り、天井裏にクロスする太い丸太の梁に投げ上げて、梁を通した縄を引いて両手を差し上げ

たつま先立ちに吊っておき、縄尻をふたたび手首に通して固定する。
 それから友紀は持ち込んだ二種類の鞭を取る。新調した赤い革
の房鞭と黒い革の乗馬鞭。
 そのうちの乗馬鞭を今度はケイに持たせておいて、房鞭をバサ
と振る。革が赤くて綺麗だが房革の厚い重みのあるもの。その分、打撃が重く痛いはず。

  と、友紀はそれをyuuに持たせ、先にケイにあずけた乗馬鞭を手にすると、裸身をのばしきって怯えをはらむ面色のサリナの前に立ってちょっと微笑む。
 サリナを見つめながら皆に言う。

「一人たった十打でも四十打・・こんなことをしてやっても面白いわよ。見てなさい」

 張り詰める乳房の先で尖り勃つ二つの乳首の前で、鞭先を横振りにして狙いを定め、わずかずつ寄せていく。鞭先が乳首をこするようにピシッピシッと浅くヒット。さらに寄せて乳首をはたき、振りを強く早くする。ピシピシピシッと打音が響き、サリナは唇を固く結んで目を閉じて、鼻筋に横ジワを寄せて呻きだす。
「くぅ、くっくぅぅ・・ああーっ!」
「気持ちいいねサリナ?」
「はい、あぁ女王様、ありがとうございます」
 友紀はケイの眸を見て笑い、乗馬鞭をふたたびケイに手渡した

 次にyuuに持たせた房鞭。サリナの横に立つと、バサバサと軽く振ってサリナの白い尻を打ち、大きく引いてリストを返して左右の尻桃を同時に打ち据える。
 バシーッといい音がする。房鞭は打ち込むにつれて革が汗を吸
って重くなり痛みが増していくもので・・。 

 バシーッ!
「はぁぁ、うっうっ!」
「ほら気持ちいい。もっとお尻を出しなさい」
「はい! 気持ちいいです女王様」
 友紀は眉を上げて首を傾げながらyuuに笑った。

「それからサリナはプロダンサーよ・・ふふふ。片足を横に上げなさい!」
「はい、女王様」

 左足着地で右脚を横に上げていく。足先が肩の高さをこえるまで苦もなく脚が開かれていく。陰毛のない性器もアナルまでもがそっくり露わ。
 「少し痛いわよ、覚悟なさい」
 下振りで一度は空スイング。次にはリストを上に返した強い打
撃が股間を襲う。

 バシーッ!
「きゃぅ! あっあっ!」
 反射的に脚が下がる。
「脚を下げない!」
「はい!」

 スローモーションを見るようにしなやかに上がる脚。ふたたび下振りのさらに速いスイングで・・最初の一打で花濡れのまつわりついた房革がベシーッと湿った音を出す。

「ぁきゃぁーっ、うぐぐ、痛いです女王様ぁ」
「痛い? 気持ちいいんじゃなくて?」
「はい申し訳ございません、感じます、気持ちいいです女王様」
「そうよね。うん、よろしい。ふふふ、さあみんな、こんな感じ
よ。体中真っ赤にして泣きわめくまでめった打ちにしてやりなさい」

 別人のような友紀・・バロンの友紀しか知らないyuuも、オフィスの友紀しか知らないユウも治子も、日頃の友紀に接する三人は驚きを隠せない面色だったし、こんなことのはじめてなケイはギラギラ眸を輝かせている。
  友紀はそんなケイの肩をぽんとやって微笑んだ。

「可愛いでしょサリナって?」
「ほんと・・たまらないわ、最高の奴隷さんよね」
「そう思うなら打ち据えてやればいい。ふふふ」

 皆に背を向けて友紀は一度部屋を出た。玄関先まで歩く頃には甲高いサリナの悲鳴が響いてくる。
 「サリナ・・愛してる」
 つぶやいて外へ出た。別荘地の森の空が斑に青空、斑に黒雲。
まるで私の人格のようだと友紀は思った。
 すぐ傍らに停めてあるクルマへ行って、そう言えば買ってそれ
きりになっていた煙草をグローブボックスに探し、封を切って火をつける。以前雑誌の編集部にいた頃にはイライラして吸っていた。

 ロングシガーをくゆらせて、けれども長いうちに消してしまう。今度の本を私の人生に誇れるものにしたい。三浦と出会い、サリナを知って、私は変わったのかもしれないと思うのだった。
  女としての解放。牧場の柵が開かれて向こう側の大自然が見え
ている。馬の気持ちがわかる気がした。

「あははは! ほらもっとお尻を振って! あははは!」

 分厚い玄関ドアを引き開けるとケイの声が響いていた。友紀は可笑しくなって靴を脱がずに上がり框の段差に腰掛けた。そのまましばらくサリナの悲鳴と女たちの笑い声を聞いてみる。

「ほらサリナ! 女王様に言われたでしょ、脚を下げない! 罰です、もう一度上げて!」
 yuuの声・・耳を澄ますとバシーッと強い音がする。
「ぁきゃぅぅ・・はぁぁン・・」

 友紀は眉を上げた。悲鳴が甘くなっている。鞭に酔うとろけた声。友紀は、どうしようもない女ね・・と言うように小首を振って靴を脱いだ。

「いい涙よサリナ。奴隷はそうして可愛い牝になっていくの。わかるわね?」
「はぁいyuu様」
 ・・と、次にはユウの声がした。
「もっと欲しいでしょ? あははは」

 
 友紀がドアを開けると、そのときユウが乗馬鞭を握っていて、
全身を鞭染めにされた性奴隷の尻を打っている。
 ユウはきっと女王モモに同じようにされることを望んでいるの
だろうと友紀は感じた。

  パシーッ!
  幾分手加減されてはいたが、うっすらと血の浮く鞭痕もある上
への打撃。サリナの声はどうだろう・・。
「はぅ! ううっ、はぁぁン」
 声が甘い。尻を振り立て、くねくねと裸身をしならせて、泣い
てしまって涙を飛ばして喘いでいる。
  女王が戻ると鞭はやみ、両手を吊られたまま垂れ下がるように
立つ無残な裸身が不思議なエロスを醸し出す。
 尻も背も太腿も、乳房も腹も真っ赤になって、ところどころに
血浮きする打撃痕。
  友紀は歩み寄ると微笑みかけて、しかし髪をつかんで顔を上げ
させる。アイラインが涙で流れて頬が黒い。

「ずいぶん可愛がってもらったみたいね? 嬉しいでしょう?」
「はぁい、女王様ぁ」
「鞭に感じる?」
「はぁい・・ハァァ・・感じます、女王様」
 サリナは泣き濡れた眸でかすかに笑った。

  友紀は、そのとき治子が握っていた房鞭を手にすると、乳房から浴びせかけ、返し鞭で背を打って、その返し鞭で陰毛のないデルタを打ち据えてやり、さらにその返し鞭で尻を打つ。
  錯乱したようなフルスイングのめった打ち。サリナは絶叫して
走るように裸身を暴れさせ、それでも声は甘かった。

 yuuもユウも治子も、友紀がそこまで追い込むとは思っていない。容赦ない鞭。乳首をツネリ上げながら尻を打ち、前に回って脚を開かせ、剥き出しのクリトリスまでの距離を見定めて下振りの革束を叩きつける。
 バシーッ!
「はぅ! うくく・・ぁ、あぁーっ」
 そのとき気が遠のいて膝が崩れかかるが、一瞬後に持ち直して
サリナは虚ろな眸を開けるのだった。

 焦点を結ばないとろんとした眸。
「いい眸をするでしょ」
 と、そばにいたケイに言うと、ケイは深くうなずいた。
「天性ですよね・・羨ましいほど溶けた眸だもん」 

 そう言うケイもいい眸をしていると思いながら、ふとその向こうへ眸をやって、yuuがユウの背を撫でてやっていることが気になった。今日は四人で乗り合わせて一緒に来ている。車中でどんな話になったのだろうと想像した。
 ユウはわずかに眸を潤ませてyuuにすがるようにして微笑んで
いる。『私なんかにM女が務まるのか』・・『大丈夫よ』そんなことではないかと想像した友紀だった。
 
  友紀は手にした房鞭をケイに持たせ、サリナに歩み寄ると微笑
みながら右、左と鞭に赤くなった乳房をわしづかみに揉んでやり、下腹めがけて手を滑らせて毛のないデルタの底へと指を忍ばす

「べちょべちょね。こんなに濡らしちゃって、いやらしいマゾだ

こと。どう? 感じる?」
「はい感じます、ハァァ・・欲しいです女王様」
「オナニーダンスでもさせてあげようか? あさましくディルド
でズボズボよ?」
「はい、イキたい・・ハァァァ!」
 燃える吐息。

 友紀は見守る四人を振り返って首を傾げながら言った。
「ですって。いい子だからイカせてあげましょうか。私たちも脱
ぎましょう。下着姿の女王が五人よ」
  それからまたサリナの眸を見る。
「まだまだだからね。こっぱみじん。ぶっ壊れてしまうがいいわ
・・ふふふ」
 牝の眸の甘さにかすかな怯えの滲むサリナの眼差しを観ている
と、胸騒ぎにも似た得体の知れないサディズムが掻き立てられる

「そこで控えてなさい」
 膝で立って脚を開き両手は頭の奴隷のポーズ。見守る女四人は
女王と奴隷のゆるがない関係に安堵したように、それぞれが着ているものを脱ぎはじめた。

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